Panasonic AMラジオ  R−P145 修理

2023(令和5)年11月23日

3.おまけ

  基板を見てみると ジャンパーで R−P145(AM) と R−P155(AM−FM)の切り替えジャンパーがあります。
  このDSPラジオICは AM−FM−SW と サポートしています。
  バンド切り替えスイッチと ジャンパーの組み替え、ロッドアンテナの増設で FMもいけるんですかね。

  ラジオも DSP方式となり なんか味気ないような気がしますが 年のせいでしょうか。

写真の Panasonic社 AMラジオ R−P145 の修理です。

【症状】 Volをまわすと 音が出なくなる。とのことです。

2.不具合の結論は 電池の消耗

  数日 試しました。お預かりした時には、確かに症状を確認したんですが、再現しないんです。
  あきらめムードで ケースに戻していたとき、ケースの電池部分に 「電池が消耗すると電源が切れるので新しい電池と交換するように」と 記載があることに気づきました。

  ん? 電池の電圧を測ってみると、1.0V。 原因はこれですね。道理で 安定化電源では 症状の再現ができないわけだ。

今時の製品ですね。アンテナ以外 コイルがない。基板には、DSPラジオのICが載ってます。
DSPラジオは、修理がやっかいです。なにせ 部品が IC以外 CRが少々あるだけで 回路を追うこともできないし IC交換となった場合、
ラジオそのものを買い換えた方が良いかもしれないからです。

電池部分に 実験室の安定化電源を接続。しばらく様子を見ますが、症状が再現されません。

1 お預かりするときに症状を確認しました。

  とりあえず 開けてみました。