タイガー 家庭用精米機 RSE−A100 を修理する

                                                                    令和5(2023年)年9月2日  初回掲載
                                                                               9日  最終更新

本機の概略ですが構成図を示します

【調査】


  1.電源基板にある電解コンデンサを確認してみましたが 異状ありませんでした。
  2.基板のハンダクラックを探しましたがみあたりません。
  3.フォトインタラプタで モーターの回転を検知できないのではと考えました。
    フォトインタラプタの出力をテスタで電圧を見てみると、HIで 5V  LOで 2Vです。
    LOの時は およそ0Vあたりではないのか? フォトインタラプタは SHARP製の物が使われていて 
    データシートによれば 0.7V位には下がるようです。発光側の赤外線LEDが 5年で50%位に出力が低下するので考慮して設計せよとの記載があります。
    同じ物は手に入りませんでしたので 似たものを使ってみたいと思います。

コントロール基板のスイッチを操作。モーターが元気よく回転。「E」表示もでません。しばらく テストして 元通り組み立てて 修理完了となりました。

持ち主より、快適に使えていると知らせていただきました。喜んでもらえてありがたいです。

パーツが届きました

今回は、家庭用精米機の修理です。
すでに 他社の精米機を購入したとのことですが、満足できず 修理して使いたいとのことでした。

・メーカーの修理はしていただけないとのこと。
・made in JAPAN なので なんとか修理して使いたい。
・故障内容は、かなりの確率で E 表示がでて 止まってしまう。

こちらを使ってみました。

VCE飽和電圧は 標準で0.15Vのようです。

秋月電子で 税込み100円でした

写真の パーツが届きました。位置決め用のボスを削り取り 精米機の基板に取り付けました。
精米機のコンセントをつなぎ テスターで フォトトランジスタの出力電圧を確認すると 予定通り HI で およそ5V  LOで およそ 0.2vとなり 正常電圧になっていることを確認。

早速動作試験をしてみました。

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フォトインタラプタが見えます

モーター回転中です。 たまに正常に動作します。