AMワイヤレスマイクをつくる             
                                                          2021/02/15

回路図CADに 現行のJIS記号が 収録されていないので 部品作りから始めたため疲れました。これでも まだ完全に新JIS記号になってない?


AMラジオの終了がささやかれている昨今ですが、AM送信機も作ってみると なかなか難しいです。

以上 実験結果でした。


                                      2021/02/16

回路図

送信周波数は 1000kHz固定です。LC発振でないので 周波数の安定度は 抜群です。

9kHzステップの受信機ですと 最寄りの受信周波数は 999kですが 問題ないようです。


AM変調波も良好のようです。

ここにたどり着くまでには 試作を繰り返しました。古いものは なくなってしまったので写真もありません。また 一部パーツを再利用のためとってしまったものもあります。

試作

なんか いまさらではありますが、中波帯 AMワイヤレスマイクを作りました。
一般的には LC発振で搬送波をつくり AFアンプをおき 変調トランスをつかってAM変調をかけるような構成を想像しました。
数パターンを試しましたが、どれも今ひとつなんです。きれいに AM変調をかけられず、さあ どうしようと考えた末にたどり着いたのが 今回のものです。
WEBを検索し ヒントをたくさんいただき 試作を繰り返しましました。
まず 秋月電子に 1MHz(1000kHz)の水晶発振器が 安価で販売されているのをみつけ これを 搬送波としました。出力波は 矩形波なので 搬送波に向かないのではと思いましたが
試作してみると 出力にLC共振回路を置くことで まったく問題なし。オシロで観測すると きれいな正弦波となっているようです。

つぎに 変調回路ですが 変調トランスを使う方式をやめて おなじみのAFアンプの「386」を使い 出力をそのまま(カップリングコンデンサをつかわず)変調回路とする方式を webで見つ
けて試したところ FBにAM変調がかかることがわかりました。
ここにRFCとして やはり秋月電子のコイルを使ってみました。(コイルくらい自分で巻けば〜 という声が聞こえてきそうですが 許してください)
で できたのが こちらです。

PHONE JACKのドリル位置が 少々ずれており、当方で試したところ 押し込んで入れることができる状態となっています。
また そのほか 不具合があったり 不利益があっても 作者は一切の責任は負わないものとします。
以上 ご了解いただけない方は ダウンロードを 堅くお断りするとともに ブラウザの戻るボタンを 直ちにおしていただき ご退室をお願いいたします。



禁 無断転載

PCBE で作った基板パターンファイル

プリント基板

秋月電子のコイル

ラジオ用のOSCコイル

未調整の状態の アンテナ端子です。

各パーツの実装をしました。

試作機がうまく動作したので 基板を作ってみました。 基板CADは お気に入りの PCBE です。

マイクアンプ(2SC1815)

AFパワーアンプ おなじみの386です。右側の緑色のプラグは LINE入力。プラグを抜くと マイクが有効になります

今回のキーパーツ
水晶発振器です。(TO92パッケージで使いやすいです。電源は 5V)

ファイナル
2SC1815

スペアナで 高調波を見てみます。第2高調波が、基本波に対して −35dBくらいでしょうか。 許してください。

1000kHz

いい感じで 変調されているようです。

コイルのコアを調整し 波形が最大電圧になるようにします。

第2高調波

サンハヤト社の感光基板を使いました。

昭和の香りがするでしょう? ハトメラグをつけてみました。

音声信号をいれてみます。