農業用の機械?のコントローラの修理
初回掲載 2025年(令和7年)4月15日
6.パーツを注文
秋葉原へ買いに行くことはできない(こともないが、本業もあるし、微妙に遠い)ので、通販を利用します。注文したパーツが到着.
5.水晶振動子のパターンをテスターで当たっていたら
マイコンが動作していないようなので クロックまわりのパターンの断線?と思い、テスターで当たっていると 水晶の両端の抵抗値が 正常なら ∞ ですが 結構低い値を示した。
これは 水晶が壊れているのか。
使われているのは HC49USタイプの 4MHz です。手元には 大きさも違いますが 2.5MHzがあったので 交換してみると キーパッドにリレーが反応した。
おー 治った。
では 同じ 4MHzを 発注しよう。
交換した電解コンデンサ
マイクロコンピュータ
今回は、あぜ?を作る機械のコントロール基板が動作しないということでした。リレーの不良? でも、4つとも動かないのは? とのお話でした。早速しらべてみます。
1.キーパッドのタクトスイッチが さびていて押しても テスターで反応なし
これは 無条件交換です。タクトスイッチのボタン部分の高さが 約1mmのタイプが使われています。手持ちのものは ほとんどが 3mmタイプで 1mmタイプは3個だけ見つかった。
全体の修理が可能なら きちんと発注することにして あるぶんだけ交換。
電源の逆接続保護用ダイオード
不具合のあった 水晶振動子
4.次に疑われるのは 電解コンデンサ
お約束の電解コンデンサですが、液漏れしている様子はありませんが とりあえず交換した。結果は 変りなし。
この情報で、トランジスタのピンアサインが判明。
ベースから 抵抗を介して PICマイコンにつながってる。
おー 回路は 単純明快。
PICマイコンも とても都合よく ICソケットが使われているので、一度取り外して ポートを「H」にしてみて
リレーは動作すれば 出力ポート以降の健全性が確認されるはず。
やってみると 正常動作している。
これで 不具合箇所が絞られてきた。
リレーのドライブ用のトランジスタがあります。チップトランジスタのマーキングからトランジスタを調べるサイトがあるんですね。
大変助かります。
マーキングが LG です。
マイクロコンピュータは なんと PICマイコン。わかりやすくて よい!
PIC16C54 で ワンタイム品。現在でも入手可ですが プログラムが絡みますので こいつが不具合の時は
絶望的?ですね。
調べてませんが、当然 コピープロテクトしてますよね。プログラムを読み出せれば コピーできますが。
色がバラバラなのは 最終的に修理ができるなら きちんと交換します。
水晶を手持ちのものに交換してみたら 動作した。
PICマイコン用の5Vレギュレータ LM317T
負荷電流検知用セメント抵抗
元の状態
3.出力ポートを調べる
テスターで マイクロコンピュータのポートをあたると、キーパッドの信号が正常に来てます。ここまで異常なし。
2.動作確認するも リレーは ほぼ反応なし
基板に電源を供給して動作テストするも キーパッドのLEDは点灯するものの リレーなどの反応はない。まれに リレーが反応することがあるが......
プリントパターンをたどると キーパッドの信号は、基板本体側の マイコンにつながってる。