CASIO 電波時計(壁掛けタイプ)を修理
令和 6 年(2024年) 8 月 8 日
ちょっと写真ではわかりにくいでしょうか。ちょうど秒針用の歯車の軸受け部分が、すり減って、バリが出ています。
こいつが原因で、歯車が安定に保持できず、回転しなかったようです。原因がわかれば修理方法の検討をします。
ムーブメントを調べて見ます。運針用のモーターが2つはいっています。左は、分針用。右が秒針用です。
今回は、秒針の不具合ですのでこのあたりを中心にみてみます。
これで、元通りくみ上げて動作試験。
結果、修理成功のようです。
穴が空いてるの見えますか?
広がってしまった穴を埋めます
2液混合
へたな絵でスミマセン
素人目ですが、歯車の軸にすり減ったような形跡は感じられませんでした。この歯車は、ムーブメントのフタ側に、軸受けがあるので見てみます。
秒針が動かなくなった 電波時計を修理しました。
次に、埋めた穴に、元と同じような穴を開けます。
・2時間ほど待った後 硬化を確認して
1.穴の中心(と思う)に、0.8oのドリルで慎重に穴を開けた。貫通しないように。
2.次に、1.0oのドリルで、ザクリを入れる。
これで 多分初期状態に加工できた(つもり)
最近は、このタイプの電波時計が、価格が崩壊してますので、修理するのがなんだななあ〜 という気がしてますが、「もったいない」という思いから ついつい 手をだしてしまいます。
・まず、広がってしまった溝(穴)を、エポキシ接着剤で、埋めてしまいます。愛用の5分硬化開始 60分完全硬化の2液混合タイプを使いました。
秒針へ回転を伝える歯車
秒針用のモーター