富士通ゼネラル 業務用トランシーバを レストアする

再塗装をしたのですが 塗料がたれてしまい やり直すことにしました。
写真は できあがるまで お預けです。

フロントパネルの塗装をどうしようかなあ

電池ボックスは 自作ですね。

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某オークションで 入手した古いジャンクのトランシーバです。
これを 使えるようにレストアしてみようと思いました。
この無線機は,VHFバンド(150MHz付近)で 5チャンネル切り替え式,周波数は 水晶制御のものです。
年代は 内部のシールから 1990年ころと思慮されます。

アンテナコネクタが 一般的なBNCではないので どうしようかなといった物です。

アンテナコネクタをどうするか

 レストアという観点からは 変更すべきではないのですが コネクタが一般的ではありません。一般的なBNCタイプにすべきか迷っています。変換コネクタも見あたりません。アンテナをこれから入手するのですが BNCタイプであれば 安価に入手できそうです。

結局 アンテナの入手性を考えて BNCにしました。

充電用の端子が また特殊です。どうしようかな。オークションで このモデル専用の充電器が出品されているのを発見したのですが 見送ってしまいました。また 電池ボックスは 一般的な 単3電池4本の電池ボックスが流用できそうです。
と思ったら 電源電圧に 疑問が。
当初 予想した電源電圧は 6vでしたが どうやら 怪しいようです。
安定化電源で6vを切ると SQLの動作がおかしくなります。ということは 9v程度かもしれません。(充電式を考えると 7.2vあたりもくさいかな。
まあ 送信はしない予定なので 7.2Vでokかな?

ケースから出した ジャンクのrig

水晶ができました

 注文していた水晶が届きました。普及品の注文だったのですが 水晶についての資料を しっかり同封していただきました。納期も 初めの連絡通りでした。
いよいよ実装して 周波数調整や 受信回路の微調整をします。基板上には周波数カウンタをあてるテストポイントらしきタップが用意されています。SGで 受信各部を調整しました。現代のSGは便利ですね。テンキーで周波数を入力するだけですから。

水晶を発注する

 水晶を発注するには 無線機の1stIF周波数と 逓倍数の調査が必要です。
無線機の銘板が残っているか 元の水晶が入っていれば簡単に判明するのですが何もない状態です。そこで 調べます。候補は 10.7MHzか 21.4MHzです。無線機のIFフィルターを 覗き込むと107という数字が見えました。よって 10.7MHzと判明。

現状の確認

電源をつないでみる。
  あれ! 電源スイッチから来てる線(赤)が 2本あります。何だろう。と ちょっと考えましたが 電池ボックスを 向きをどちら向きに入れても使えるような構造と判明。 

アンテナを 探す

 アンテナは アマチュア無線の144MHz用で代用したいと思います。できるだけ 安価に手に入れたいと思います。コネクタもBNCにしたので 汎用性は あると思っています。
ただいま 物色中です。


電源スイッチが 不良
 電源を接続(6v)をして スイッチを入れても全く動作する気配がない。ん! ほんとにジャンクだったかな?と 不安になったが ダメ元で 基板の電源部分に直接接続して スケルチを開くとFM離調ノイズが出た。ということで 電源スイッチが 不良であった。電源スイッチ自体は 手持ちの物がたくさんありますが デザイン的に  フロントパネルにつく いわば「顔」であるので オリジナルで行きたいと考え 不良のスイッチを直すことにした。

2008/02/25  ケースの再塗装を残し 完了。

スケルチは 固定式でした。本体内に スケルチのVRが ある。
ついでに 音量も 3段階の切り換え式で 調整は 本体内部に有ります。さすが 業務機!?

さっそく 修理

 不良のスイッチを 復活させることした。お約束の 接点復活剤を使ってみたが 効果なし。
そこで ちょっと荒療治をした。スイッチの 配線をいったん外し,スイッチをrigから取り出します。リポビタンなどの ふたがしめられるビンに エチルアルコール(無水のものです。薬局で1000円くらいで購入できます。)を 少々入れ スイッチを放り込みます。ふたをして シャカシャカ振ること 数分。スイッチを取り出し テスターでチェック。これで動作okです。配線を元に戻し 動作テスト。ここまで 修理完了です。

続いて,逓倍数の調査です。予想は 3逓倍です。上側ヘテロダインか 下側ヘテロダインかです。
およその周波数を計算してみます。

(153MHz + 10.7MHz) ÷ 3 = 54.566MHz
(153MHz − 10.7MHz) ÷ 3 = 47.433MHz

ということになります。そこで 水晶発振回路のコイルの共振周波数を ディップメータを使って探ってみます。すると 45MHzくらいでディップを確認できたので 早速 水晶を 発注しました。
あとで チャンネルを増やすとして とりあえず 1波(152.○○MHz 地元の 消防署の市町村波)を 注文。アルト電子さんに 注文しました。うまくいったら 県波や救急波も入れようかな。アルト電子さんびは 水晶の注文について相談に乗っていただきお世話になりました。たった1個の注文なのに 電話でいろいろアドバイスをいただき 感謝です。

水晶が届くまでの間 ケースを再塗装します。

元の状態です。塗装がはがれて 地のアルミも傷んでいます。塗装をはがして 再塗装することにします。

やっぱり 塗装は 短気は損気ですね。塗料がたれて やり直しなんて.....。

これも 同じオークションで別に購入したマイクです。コネクタが 特殊?だったので 同時に購入しました。送信する予定は今のところないのですが 本体にスピーカが内蔵されていないので スピーカマイクは 必要です。(イヤホン端子があるので 絶対必要というわけではないのですが.......)

フロントパネルの再塗装をするには 配線を結構とらないといけないようで,ちょっと 考えます。気が向いたら やるということで....

と考えていたのですが 決心して 再塗装することにしました。
マイクコネクタや アンテナのケーブル 充電用の配線を 外して(メモっておきました) パネルを取り出し 銘板をはがし 再塗装です。
どうですか? 少しは きれいになったでしょう?!

ケースの状態が 悪いため 再塗装することにしました。
まず 元の塗装を完全にはがすことにします。

マイクコネクタ部分の ゴムが 割れているので補修?