製作から15年、久しぶりに 電源を入れた。

さすがに 15年たつと SDカードの環境も様変わり。

当時でも 512MBのSDカードは あまり見られませんでしたが いま 令和4年 512MBのSDカードは 私の身の回りにありません。

手元にあるのは 2GB です。電子マスカット様のHPでは SDカードを 「FAT16」でフォーマットするとのことですが 私のPCに FAT16はでません。FAT32だけです。

そこで FAT16にフォーマットするにはどうすればよいか。調べたので 自分自身のためにも ここに書いておきます。

パーテーションを512MBに切って フォーマットするそうです。

SDカードをPCに接続して

ファイル名を指定して実行  →  diskpart

コマンド入力の黒い画面が出て コマンド待ちになる。

disk list と入力。 → PCにつながってるdiskが表示される。容量から判断して SDカードのdisk番号を確認する。ここでは disk 1 とする。

select disk 1 と入力、

選んだdiskのパーティションを確認する。

list partition と入力。

表示されたパーティションを確認する。 ここでは partition 1 とする。

select partition 1 と入力。

ここで パーティションを削除します。

delete partition と入力。

削除されました とでれば ok。

では 新たに 512MBのパーティションを作ります。

create partition primary size=512 と入力。

成功しました。とでれば okです。

黒い画面を閉じて、SDカードをフォーマットしてみる。ファイルシステム を FAT を選ぶ。FATは FAT16のことだそうです。



MP3プレーヤー with 真空管アンプ を 作ってみました。

まず MP3プレーヤーは 電子マスカットさんの MP3プレーヤを参考にさせていただき プリント基板をエッチングして 作ってみました。
デコーダは VS1001です。
オーディオアンプに 手持ちの関係で 東芝の
「6Z−P1」 , ドライブ段に NECの「6Z−DH3A」で 作ってみました。
整流には 
「80HK」としました。

 現代のMP3に対して 昭和30年代のST管を使ったステレオアンプの組み合わせにしました。
しかしながら 予算の関係から OPTは ノグチトランスのラジオ用のものです。

出力トランスをグレードアップしたら.....

出力トランスを ヤフオクでみつけ 交換してみました。確かに 音質は イチランクUP!したのですが 思わぬ障害が発生しました。
それは 電源トランスと 出力トランスが磁気結合してしまったのです。電源を入れた瞬間から 今までなかった「ブ〜ン」という 50Hzらしいノイズが スピーカーから聞こえるではありませんか。はじめは 電源ハムかと思いましたが ヒーターが暖まらないうちから聞こえることから 原因が磁気結合と判明。電源トランスと 出力トランスの間に鉄板をはさむと 改善されます。
対策は 電源トランスと出力トランスを離すしかない。ということで これを機会に ケースを 少し大きいものに変更して 作り直すことにしました。
ケースは リードの Sシリーズです。安価で 愛用しています。
ついでに ケースの塗装もします。

また 整流管を知り合いからいただいたので 使ってみることにしました。いただいたのは 「81」というもの。これ ヒーター電圧が 5[V]ではない! でも 電源トランスに適切な巻き線がないので 仕方なく5[V]の巻き線で知らんぷり.....
音を出してみると なぜか この方が良かったりして....  これが アナログのいいことだったりして。

今回は 手持ちのパーツを 最大限に活用しました。
MP3の部分は 新規にパーツを購入しましたが 真空管のアンプ部分は 手持ちのパーツを使いました。
その関係で わざわざ 6Z−DH3Aじゃなくても....と言う声が聞こえてきそうですが 趣旨が「手持ちのパーツで..」ということです。
真空管も ST管を使ったせいか 見ても楽しめるものになりました。(カッコイイと思ってるのは 作者だけかな?!)

これを ミニチュア管を使わなかったところがいいかなあ なんて思っています。
回路も 計算せずにカットアンドトライで バイアスを決めました。
6Z−DH3Aも NEC製とマツダ製(東京芝浦電気製)があり 差し替えてみたりして遊んでいます。
スピーカは 大人の科学の増刊で発売された「大人の科学マガジン別冊 まるごと手作りスピーカーの本」で製作したスピーカを2個
 箱は webで見つけた箱を製作しました。

問題の音ですが これが結構いけるんです。小出力のアンプですが(1wそこそこかな?) 家庭でならすには 十分です。
いたずらで作った真空管アンプ部だったんですが お気に入りの1台です。

トランジスタやICでつくれば もっと良いのが安く簡単にできるんですが あえて真空管にしたのは
・部品 ひとつひとつが大きいので 作りがいがあって 楽しめる。
・完成後に アンプの電源を入れ 部屋の照明を少し落として音楽をかけると 真空管のヒーターが ポーとついて ここから 音が出てるんだなぁ などと 目で見ても楽しめる。
・ST管で 存在感がある。
・どうせ自作するなら メーカーがやらないものを作りたい。

なんて 自己満足なんですが。


        趣味ですから okですよね。
(半分仕事かなあ)

本体の 後ろ側です。スピーカターミナルが 見えます。

写真の 左下に見えるのが SDカード 挿入口です。

本体 右下の4つの押しボタンスイッチは MP3の操作用のスイッチです。

音量調整は MP3スイッチでも可能ですが VRもつけてみました。
ツマミは これから 取り付けます。

更新 2008/12/25

左上に見える基板が 製作したMP3本体。
そのしたにある 水色のコンデンサーが MP3用の 倍電圧整流回路。
あとは 珍しい物は ないです。
試作なので 不要なねじ穴が あいてます。(^_^;)

製作した 真空管アンプ部は 回路設計を しみじみしたわけではなく この辺かなあ?と 製作してみた程度で 回路図を公表するほどのものではないので.......