icom IC7000のマイクケーブルの修復

アマチュア無線機 icom IC7000に 標準で付属しているマイクロホンですが,カールコードが 写真のように コネクタ付近のビニルに亀裂ができました。
このRIGを2台持っているんですが,2台とも同じように亀裂ができています。使用開始から5年。
耐久性は こんなもんでしょうか?
以前のRIGなら 金属製のコネクタで端子に半田付けされていたので,簡単に直すことができました。
現在のものは,樹脂製のモジュラー型のコネクタに圧着されていて,直すには圧着工具が必要です。

マイクの音声が通る線のシールド側を軽くねじり 短く切り、予備はんだ

熱収縮チューブを取り付け

外側の被服を丁寧にむく

必要なもの

このコードだけを icomから 保守パーツとして購入すると,コードの代金(¥1600)+代引き手数料や送料(¥1000) 消費税が加わり ¥2808 となります。

これだけの費用がかかるので,ここは 自分で修復してみることにした。 

いかがでしょう。工具が必要だったりと なかなか面倒ですね。
たまたま この工具や チューブを持っていたので 挑戦してみました。

参考までに 純正のこのカールコードの部品番号は OPC−1153B です。お値段は ¥1600(税別)です。

さけた部分を切断する。このとき モジュラーに どのように接続されているかを確認するためにも 1pくらい コネクタ側に残しておくと 良いかも。

上から.......

パソコンのLANケーブル用の圧着工具

LANケーブル用のモジュラープラグ (RJ−45)

熱収縮チューブ (なくても良いが 補強に使った)

ビニル線 数pあれば十分(マイクのシールド部分をモジュラー端子に接続するために使った)

こんな感じに 外側のビニルがさけてしまっていま。

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確認ができたら圧着工具で 圧着して完成!

コネクタの頭?をみると 奥まで線が届いている様子が確認できます。
8本すべてが奥まで届いていないと 正しく圧着できません。
よく 確認!

このようになります。まだ圧着しちゃダメです!

オリジナルのコネクタをよく見て,線の順番通りにならべて、モジュラーに差し込む。

ビニル線を 半田付け

モジュラーにあわせて 切りそろえる。

また さけてしまうのを防止したかったので 熱収縮チューブをかぶせました。

まずは さけたケーブルを 切断。