真空管でラジオを作る。目標 5球スーパーラジオ!

ちょっとしたきっかけで 真空管ラジオの部品の一部を入手したことが きっかけで 真空管ラジオを作ってみることにした。
入手したパーツは 次の通りです。

○ 真空管  6W−C5   NEC製 新品 箱入り  昭和35年が期限の点数シールがあった。
○ 真空管  6D6     NEC製 新品 箱入り             〃
○ 真空管  6Z−DH3A NEC製 新品 箱入り             〃
○ 真空管  6Z−P1   NEC製 新品 箱入り             〃
○ IFT  T−30    TRIO製 新品 箱入り
○ アンテナコイル      TRIO製 中古
○ 発振コイル        手持ちであった
○ 電源トランス
 SD−50E   菅野電機製 新品 箱入り
○ 電解コンデンサ  10μF×4  日本ケミコン製 新品 箱入り  ブロックコンデンサーが 個別の箱に入っているのを始めてみました
○ バーニアダイヤル     手持ちであった

6Z−P1

一通り 配線が完了し テストOSCで 調整に入ったところ IF増幅の 6D6が 発振しているようです。やはり 先人の教え通り シールドケースが必要だったかと思います。6D6に 手を近づけると 発振が止まるようです。
シールドケースは 後日 オークションで 手に入れるとして 今は 6D6の カソード抵抗を 調節して 増幅度を下げて 発振を止めています。
これで とりあえず ラジオは 594kHz(kc/sって 書かないと ダメかな?...)のNHK第1から 1530kHzの栃木放送まで受信できています。

ケースの穴あけを間違えたところは アンテナ端子を 変更して対応しました。



内部の配線。
出来るだけ昔の部品を使った。

ドカン形の抵抗。似合いますよね。(自己満足)
チューブラタイプのコンデンサもいい感じです。

フロントパネルを 取り付け,アルミの板を加工して 支え金具も作ってみました。ソケットや 
トランスを 付けてみて 
真空管のたたずまいを 楽しんでいます。これから 
配線作業なのに 完成して ラジオが スピーカーから 聞こえているかのようにです。
これから 配線作業に入ります。

開設 2007/11/07

    2007/11/07 更新
    2007/11/12 更新
    2007/11/13 更新
    2007/11/14 更新
    2007/11/15 更新
    2007/11/20 更新 Utソケット 追加
    2007/12/06 更新 コンデンサ Gキャップ ほか 追加
    2007/12/11 更新 シャーシ加工 追加
    2007/12/18 更新 シャーシ加工 コメント 追加
    2007/12/21 更新 完成



ナショナル製 KX-12F
(Y!オークションで入手)

真空管時代のTVからハイエナしたVR
ガリオームになっていないか心配。

ナショナル製の2連バリコン
430pF × 2
トリマ付き
(Y!オークションで入手。高価だった。)

UXソケット(KX-12F)
中央無線(現在 テクニカル電子)製

Utソケット(6W-C5用)
中古で入手。

やっとみつけた
バッティングコンデンサ

グリッド・キャップ

ところで 製作しようとしている回路は Web を参考にして この回路 にしようと思っています。

まだ,ラグ端子や バリコンの取り付け穴を あけていません。
正面には アルミパネルを付けるので スイッチや ボリュームの穴をあけていません。

トラブル対策

中間周波増幅部が 発振してしまったので 6D6に シールドケースを取り付けました。これが 結構高価だったり。

早速 取り付け,カソード抵抗を元の300Ωに 戻しました。
電源を入れても 発振している様子はありません。発振器で 調整を取ってみました。
調整法は こちらラジオ修理メモ18 を参考にしました。

最高感度に調整しても 発振する様子もなく ガッツリ 動作しています。

シールドケースをつけた。

このコンデンサもいいでしょ!
厚紙の台紙にリード線を曲げて巻いてあり箱に入って売ってましたよね!

今回購入した出力トランス

VRを回しきっても音量が「0」にならないため交換したVR。私のジャンク箱からの登場です。
何十年ぶりかの活躍の舞台です。

昔(もう35年くらい前),私の自宅の近くに「某大手 松○電器のサービスセンター」があったんですが そこの前のゴミ捨て場に 新品の真空管時代の電子パーツが 大量に捨てられていたのを 回収しておいたのが ここで役立ちました。きっと 保守サービスの期限が過ぎたので 廃棄したんでしょうね。

トランジスタのラジオを プリント基板で作るのとは違って 組み立てていても楽しいです。部品が大きいので やりがいがあるというか。
現代の チップ部品を扱うのとは 違っていいもんです。
電源を入れると ヒーターが ポーとついて ここから電子が飛んでるんだなあなどと 目で見て楽しめるし。
ラジオを聞く以外に 目で見ても楽しめるラジオかなあ などと 思っています。
これから,マジックアイでもつけようかなあ と 思っています。

6W-C5

6D6

6Z-DH3A

TRIO T-30

電源トランス SD−50E

ブロックコンデンサ

TRIO 発振コイル
昭和50年頃の購入

TRIO アンテナコイル

持っていた バーニヤダイヤル
昭和50年頃に譲り受けた

電源ランプにしようかな
もちろん 電球です。LEDじゃダメだよね
昭和50年頃の購入品

スピーカ(出力トランス付き)
結局 使わなかった。
真空管式のテレビのジャンクから
ハイエナした。

アルミシャーシ(リード社)

2 組み立て

  シャシー加工
  最もオーソドックスなスタイルかな?

  後ろ側の FUSE の穴を間違えて開けてしまった! なんとかごまかすことにします。

ところで はじめの予定と 一部変更しました。それは スピーカです。はじめの予定では Nationalの 立派なスピーカを付ける
予定だったのですが ちょうど手元にあった,古い真空管式のテレビから ハイエナした スピーカを付けることにしました。
スピーカーには パイオニア のロゴが刻印されていました。古くて,ちょっといい感じです。

配線完了

いいもんですね

6Z-P1