Technics SH-9020M をメンテナンスする。
● メーターは 立派なものを使っていますね。安物は 「ラジケータ」と呼ばれる簡易メータですが 多少はまともな物です。
● 中央に見えるプリント基板を見ると 電源回路と OPAMP(4558)を使った回路になっています。
まずは 電源回路から
OPAMPに供給される 正負の電源電圧調整です。特に異常ありませんでした。
続いて 回路の入力側から たどります。
● 右チャンネルのみ 無信号時に針が0をささない。
(0というか 左端ですね。)を 修正します。
● ピークホールドで 左チャンネルだけ 復帰が早すぎる。
上蓋のブロック図によると 復帰時間は 25分以上と書いてある。
復帰時間を切り替えているのは この部分かな?とすると 実物は.....
ここで 上の写真に見える 4個のFET(2SK30A(Y))を 疑い交換して見るも 改善なし。
次は このFETからつながる 本体基板の部分を 再半田してみたところ 症状がおさまりまして 修理完了となりました。
電気的な動作がOKになったところで フロントパネルを外して 外観の清掃をして 仕上げました。
早速 調査開始!
診断
信号を入力すればとりあえず両チャンネルとも動作することから 致命的な故障はないと考える。
故障の症状
● 右チャンネルのみ 無信号時に針が0をささない。
(0というか 左端ですね。)
● ピークホールドで 左チャンネルだけ 復帰が早すぎる。
説明では 復帰時間は 25分以上と書いてある。
● 信号を入力すれば 両チャンネルとも とりあえず動作する。
テスターをTPにあてて 電圧を0VにVRで合わせる。
VRの接触不良と思われる。VRを調整ドライバーで軽くさわったらTPの電圧に変化が見られた。
これで メータの原点ずれは 修正出来た。
2009/03/07 最終更新