0.現状の確認から


 ○ コンセントにつないで 電源スイッチ ON  → ・ 電源ランプ点灯                
                           ・ 数秒後に「カッチ」と リレーの動作音がする。ということは プロテクション回路は正常動作?

 ○ AUX入力に AF OSCを接続。スピーカから音はでない。




1. どこまで動作してるか?
   
  REC OUTに オシロをつないでみてみる。片CHのみ 出力を確認できたが、電圧が 小さすぎる。


2. セレクタスイッチなど 操作スイッチの不良?



  REC OUTは 一般的に 入力セレクタスイッチを通るだけで 増幅回路は通過してないはず。(PHONOは 除く)
  REC OUTがすでに おかしいということは セレクタスイッチの接触不良と推測。
  
  そこで スイッチを何回も切り替えてみると 片CHの電圧が ほぼ正常値になった。
  さらに、切り替えを続けてみると 両CHとも REC OUTが 確認できた。
  同様に、初期状態では信号を確認できなかった PRI OUTも、オシロで信号が見えるようになり、同様に 何回も切り替えていると 次第に動作が落ち着き、スピーカからの音も出るようになった。

Technics SU-V10の修理                                              令和5年4月15日  初回
                                                                                            令和5年6月15日  最終更新

しらべると、 「operation」 と 「muting」 のスイッチの接点が ダメみたいです。
基板から外して 洗浄してみます。

基板に戻して

組み立て

基板から外します。

スイッチを分解

綿棒で拭いてみました。

こちらは 摺動子です。コピー用紙を挟んで掃除

矢印の黒くなっているところが接触不良の原因か?

基板を引き出して

これは、単純に 機械的なスイッチの接触不良?ということで、 先に パネルや ツマミなどの清掃をして 落ち着いてスイッチの
修復を試みることにする。

3. operationスイッチの分解清掃

基板から外したスイッチです。このスイッチのメーカーですが 最近見ないとおもったら(1998年) 無くなってしまったそうです。

 「muting」 と 「operation」  のスイッチ

接点洗浄剤を使い、お掃除して基板に戻した。

この 2つのスイッチが 一番ダメ

修理に不可欠な資料が 今回は手に入りません。あるのは カタログだけです。
カタログは 紙でありますが 役にはたちそうがありません。


とにかく 開けてみました。ヒューズに問題は無いようです。
まずは 現状の確認から。

カタログしか 資料がない!

4.さあ 動作テスト

  接触が微妙だった operation スイッチは 問題が解消したようです。
  数日 ならしてみます。

  今回のアンプは、サービスマニュアルが手に入らないという状況で、修理は困難と思っていました。
  スイッチなどの不良と判明して無事復活できました。

せっかく元通り組み立てたんですが、再分解。

この状態まで 組み立てたところで、テスト。

「operation」 スイッチが ちょっと まだいけない感じです。  もう一度 外して 分解清掃が必要です。
こんどは スイッチを分解して 接点を直接お掃除するしかなさそう。
はじめから やるべきだった。ついつい ものぐさがでてしまいました。2度手間。

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