2015/11/17  初回UP

Technics SU−V7X の修理

メインアンプ基板に乗っている 電圧増幅IC 「IC601  AN7062」の前までは 波形が 正常であることが確認出来ました。そこで AN7062の 電圧をテスターで測ってみると 回路図に書かれている電圧と かなりかけ離れています。

そこで このICに電源を供給している部分のチェックをしたところ 電源回路のトランジスタ(Q603)の半田付けが ダメな箇所を見つけ 再半田したところ 無事 直ったようです。

続いて 片チャンネルだけ 音がひずむ件について

・たたいたりすると 直ることがあるとの情報により,半田クラック などの 接触不良の可能性大。
 不良がでている時の波形をオシロで 追っかけてみることに。
 すると

今回は Technics の AVアンプ  SU−V7X です。1987年頃の製品です。(たぶん....)
上級機種に V10Xがあったような気がします。


故障内容

・片チャンネルのみ 音がひずむ。時々直ることがある。とくに アンプをたたくと直ることがある。

・入力セレクターを TAPE1にしたときに 音量調整を回すと バリバリ といったノイズがでる。

IC601 AN7062 が 壊れて無くてよかった!

このブロック図のIC202 が 不良。

製造中止されています。
ただいま 入手に向けて 検索中。


ICを捜索したところ ¥1000−で 入手可能でした。
送料や 振り込み手数料など ざっくり ¥2000− 弱といった感じですが アンプのオーナーから 録音はしないので 修理はしないとのことでしたので ここまでとしました。

では 回路図を見ながら 故障箇所を特定してゆきます。

・入力セレクタを TAPE1で ノイズが入る件から。
 テスターで グラフィックイコライザのショートピンの電圧をみると 片チャンネルだけ +16Vくらいの 直流がでています。 これが 原因のようです。
 このアンプは,入力切り替えや 録音切り替えを 電子スイッチで行っています。 このICの 不良のようです。
 しかし このIC 入手困難?? かもしれません。幸いにも 録音切り替えを担当しているICの不良のようで 録音しなければ 不良のICを外してしまえば 
 通常の使用には 問題ないようですので 基板から 取り外すことにしました。ICが 入手できたら 実装することにします。

いつものように サービスマニュアルを探します。機種名で 簡単に見つかります。
修理するのに 回路図があると 楽です。



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