KENWOOD TM−742 を修理する

これで 修理完了!のはずだったのですが エージング中に新たなトラブル発生。

不具合の内容


電源を入れ直して見ると 表示が出ないことがある。(バックライトのランプは点灯している)
これは 面倒なトラブル?

2012/03/21  初回UP
2012/04/17  更新

毎度おなじみ 修理の友!

サービスマニュアル。回路図は 修理の見方!


今回はWEBからダウンロードしましたが いろんなバージョンがありました。

オールモノクロバージョンや 回路図がカラーのもの,製品の改良情報がついているもの などがありました。

KENWOOD社製 アマチュア無線機 TM−742を 今回は修理した報告です。このRIGは 昨年の夏に 動作しないと預かったものですが 本業が忙しく 手につけられなかったのですが 今回 修理に挑んでみたものです。

この無線機は 1992年ころに発売された製品です。

時々 動作しない(正確には 時々 正常動作と言った方が 正確かも......)の 原因が 判明しました。
不具合の原因は 本体と パネルをつないでいるケーブルの断線でした。

KENWOODサービスから この接続ケーブルを取り寄せることにしました。
ケーブル代金+送料、諸経費=1995円 という 結果でした。

                                               平成24年4月17日(火)

無事 動作が確認できましたので 純正パーツを発注。KENWOODサービスから購入。
1個 210円 送料&代引き手数料 1050円 合計1260円也

以上 修理報告でした。

電源を入れると 無事動作確認。

ヒューズのあったパターンを ショートさせて ヒューズをバイパスするのは 他に故障箇所があった場合は 故障を拡大させることになるので 
プリントパターンから リード線をのばして 手元にあったガラス管ヒューズを半田付けして 電源を入れてみることにしました。

回路図に示したように 電源ラインが IC114とかかれた基板を通って 青のラインにつながっている。ここに ヒューズF101がある。
このヒューズの導通を調べると 断線していることが判明。下の写真が 問題のヒューズです。

早速 調査します。

まず 分解して感じたのは 送受信部分 と 制御コンピュータ部分になっているのかと思っていましたが このRIGは 周波数表示部分や 音量調整などの部分
などが 切り離せる構造で それぞれのユニットが 4芯のケーブルで接続されています。
と 言うことは 電源スイッチが切れていても 本体のコンピュータや セパレートのユニットのコンピュータは電源がきていないとシリアル通信ができないはず。

@ 送受信ユニットら 制御ユニットにつながるコネクタ部分で  電圧を確認。   → ここは OK。
A このユニット内にあるLSIの電源端子を確認。  → ここもOK。
B 次の制御CPUの電圧を確認。 → ここもOK。
C ここからは 4芯のケーブルでセパレートになる部分です。
   4芯のケーブルは 電源・GND・SIGNAL・クロック となっていますので 電源とGNDをチェック。 → ん。NG。電圧を確認できない。


回路図から たどることにしました。。

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症状

電源が入らない。