写真では 左側のVRです。曲がってますね。VR本体にも被害が確認できますが、幸いなことに なんとか動作しているようです。
KENWOODのサービスに聞いてみましたが部品の在庫はないとのこと。
このVRはALPS製です。ALPSで調べると抵抗値が10kΩのものなら標準品であるみたい(受注生産で5個単位だそうです)。このVRは、たしか100kΩですね。
このまま 使うことにしました。固定していたナットは 新品に交換。

シャーシーのゆがみを修正

初回UP 2018/07/27
更新   2021/08/07

KENWOOD TS570の修理をする

あとになって気がつきましたがリチウム電池が消耗してる。

このモデルは 簡単に電池が交換できるようになってる。
コントロール基板に電池ホルダがあります。でも 説明書には 販売店かサービスにご相談くださいって書いてある。
オプションのCWフィルタや 高安定のクリスタルは ユーザーが交換する説明があるのに.......
電池は おなじみのCR2032ですね。

・この機種によくある 液晶パネル前の アクリルのぶつぶつがあった。
・前のオーナーが落としたのか 右上のDSP SLOPEのVRつまみが無く、軸も曲がっている。
・メインダイヤルのまわりにあったゴムがない。

・とりあえず電源は入る
・送信出力は 定格50Wですが 30Wほどとの情報がある。
・詳細の動作はわからない

ファイナルを交換したあと アイドリング電流をあわせて サービスモードに入りますが DIN13PINが 行方不明なので リード線で代用。

あれ? パワーが不安定

入手できなかった メインダイヤルのゴムリングですが、見つけました!
TS570用のものではないのですが、ジャストフィット!です。
現行モデル TS−590用のものが ちょうど同じサイズかと。購入して取り付けてみると いい感じです。デザインが少々異なりますが 使い心地はいい感じです。

メインダイヤルについて

 メインダイヤルの周りをゴム製の部品がついていますが、今回入手したrigはここが欠品していました。見た目に無くてもいいかななんて思っていましたがやはりここまで修復できるとほしくなります。
 純正のパーツは、問い合わせましたが在庫なしとのこと。
 こうなると頼るのは「ヤフオク」です。

さて この表を見ると、50Wモデルは 100W化できるけど 10Wモデルは IC6が異なりますので 抵抗やジャンパーの組み替えでは できないということでしょうか?

IFSHIFT/SQLから移動したツマミ

補修パーツで購入したツマミ
SQLは TS590用
IF SHIFTは TS570用
どちらも KENWOODから購入
SQL側のツマミの高さがオリジナルより少し高い。よって SQLのツマミをほんの少し抜いた状態にするとFBでした

取り付けてみました!
まず,つまみの位置を変えました。DSP SLOPEのところにはオリジナルのつまみを移植。
IF SHIFT/SQLのところに 今回のつまみをつけました。
色が若干違います。TS590のつまみは「メタリック調の黒」ですがTS570は「黒」です。
また 外側のつまみは つまみの厚さがオリジナルより厚いですが 取り付け可能でした。
しかし 内側のつまみは、軸の太さに問題があり取り付けできませんでしたので購入しておいたオリジナルのつまみを取り付けました。
若干 難あり?ですが、個人的には納得しました。

さて、今回のジャンクRIGは 基本的な動作はしているようです。

ひとまず 安心しました。

・50wモデルを 100wに QRO

まず 100W機を50Wにパワーダウンするときに切るジャンパーを
100Wにするので 半田付け。(R30)

さっそく 開けてみた。
もどる

KENWOOD TS570M のジャンク品を入手した。
さっそく 復活させてみます。


ファイナルを外したところです。結構大変でした。

さて 問題のファイナルのある基板です。

バンド内の 上と下で 送信出力が 大きく違いが出たり 不安定なことに気づきました。
もしかして ファイナルのFETのうち 1個がコケてる?
TS570のファイナル(モトローラ MRF255)ですが 今となっては 入手が難しい。
幸いにも 2個手に入れることができました。交換して サービスマニュアルにそって調整してみたいと思います。
それにしても このFET 高価ですね。昔 秋月で放出された価格を知ってるとちょっと。でも 仕方ないですね。ほかに売ってるところを見つけられないです。
このrigをジャンクで手に入れた価格に対して 修理にいくらまでかけてよいやら.........


これを忘れがちです。

あとは サービスアジャストメントモードにはいって パワー調整です。
サービスアジャストメントモードに入るには 裏面のACC2の8番と9番をリード線でつないでから [NR]ボタンと[LSB/USB]ボタンを押しながら 電源を入れます。
マニュアルでは DINプラグを使ってサービスアジャストメントモードに入ると説明してますが 13pinのDINプラグがなかなか手に入りませんし このときしか使わないのでもったいないです。リード線で十分です。
あとは、サービスマニュアルを読んでください。

このあたりのことは、サービスマニュアルとか回路図を読むと出てます。右の表は コントロール基板の仕向地別の設定表のようです。

コード番号 仕向地記号

0−01      J       日本の TS−570S(100w)

0−02      J       日本の TS−570V(10w)

0−03      J       日本の TS−570M(50W)

だと思う。

表から 570Mを 570Sにするには R30に 0Ω を追加して R50を 削除することになる。
R30の場所は、日本の取説にも書いてあるからすぐにわかる。(R30とはかいてないけど)
R50の場所は、回路図ではすぐにわかるけど サービスマニュアルの基板図で探すのが大変だった。
海外向けの設定は 読んでみると 6mバンドが なくなったりするみたい。

今回のリグで、無くなっている「DSP SLOPE」のつまみについて

 「DSP SLOPE」のVRつまみが無い件については、メーカーサービスに内側のつまみだけなら在庫があるそうです。
 他機種のつまみがつかえないかなぁということで、同社のRIGの写真をよく見ると TS590のつまみがよく似ている。
 これなら つまみが購入できそうです。少々デザインが違っていますが購入してみます。


適用機種が異なりますが取り付けてみます。
オリジナルと色が少し違うと思います。

・皆さんの情報にある送信改造。

ここからは、RIGを資料をもとに、いろいろいじってみます。

このチップ抵抗(R41)を取ると ゼネカバ送信になるそう。
この機種、7MHz帯の拡張バンドって送信できた機種だっけ?
調べる前に抵抗を取ってしまった。


メーカーロゴは TRIOにしてみた。!私たちの世代はTRIOです。
1970年代、FM東京の時報で流れていた ♪ステレオトリオ〜♪ ポーン ですから。
                            (わかるかな?)
ついでにパネルは台所洗剤でゴシゴシ洗いました。

TS590用のパーツ

これが本来のパーツ。
デザインが少し違います。

次に 本体を100W機だと 設定する。

コントロール基板の裏側のチップ抵抗を取ります。(R50)

すると 本体のパワー調整で 50Wまでしか表示しなかったのが 100Wを表示するようになります。

現 状

取り付けてみた

見つけました!

この金属製のダイヤルの回りにゴムでできた滑り止めがあった。
現在入手できていません。
探してみたいと思います。

念のため......

ここにある情報をもとにあなたがチャレンジした結果、何らかの不具合や不利益をうけたとしても自己責任ですのであらかじめご承知ください。

無線機の変更申請など 自己解決してください。

アクリルのブツブツは 修復できないので 自作して交換することにします。

この部分を調べてみる。VRを固定しているナットが破損。またシャーシーも曲がってます。かなりの衝撃があったようです。