テレビの修理

久しぶりの修理ネタです。

先日 仕事の先輩から 「テレビデオ」がこわれてしまった。どうしてもVHSビデオを見たいので修理して欲しいと依頼がありました。

状況の確認
○症状は ブラウン管上に 横に1本の線だけがでる。5秒ほどで電源が切れてしまう。音は出る。

というものでした。
これは 明らかに 垂直偏向回路であろうということで 修理に取りかかりました。まず 基板上を眺めて垂直偏向のトランジスタであろうと勝手に思い探すと 垂直の偏向は ICになっていました。
ロクに調べずに ICを注文。早速交換するも 症状に変化なし。
やってしまった!と反省し,まじめに 電圧をあたる。
このICの電源ピンの電圧を見てみると 14Vほどあるべきなのに 0Vです。
電源が来てないことが原因です。
回路をたどると 案外単純な回路になっていました。(回路図があるか無いかでは 作業効率が全く違う!!)

フライバックトランスから信号をもらい ダイオードで 半波整流回路になっている。

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回路図でみれば 単純ですが 基板を追うと 目がチカチカしてくる。
テスターで 導通を追ってみた。すると 矢印の1Ωの抵抗のところで導通が無くなる。これだ!
この抵抗は 金属皮膜抵抗のような?抵抗で 別に焦げてもいないので見落していた。この抵抗を交換して修理完了となりました。

テレビも自分で修理できるのは ブラウン管式のアナログ放送用までです。もう 完全に ブラックボックス! です。

2011/02/07  更新