ここまで 28MHz化を 進めてきました。パネルや ケースなど 外観に関する整備は 別ページで報告します。
写真にあるような 電源も製作しました。
2つついているメーターは 電圧計と電流計です。
どちらも 買うと高価なので 手持ちのラジケータ(VU計目盛り)を 使いました。
気が向いたら 目盛りの書き換え & メーターの照明 もやります。

28MHzのAMメインが 28.305ではなく 28.205に移動しつつあると 教えていただき 受信してみると
たしかにそうなってるようです。
28.305MHzは CB口調の方が 長い時間QSOされていて 使えない感じでした。
さて 自作機で 変更申請しますか。無線局免許状が 一括表示になり なんだかな~ って感じですが。

ところで このページで紹介した DIPスイッチの設定ですが 1~6は スキャン関連の設定
7 は チャンネル表示か周波数表示の切り替え 8は 説明書にも触れられていないですね。
これ 受信専用のはずの C~Eのバンドが 送信できるようになるみたい.。
自分で試していて あれ? 送信できる? と思っていたら 8エリアのOMさんもおっしゃっていたので やっぱり。って感じです。
これで 40チャンネル × 5バンク で 200チャンネル。
1KHzステップで設定しても 200kHz幅が確保できる。
まあ 周波数ROMを作るのに 根気がいりますが。毎日が 猛暑(を越してる)続きだとね。
自分の無線機だから 手間は 無料です。

この年代の無線機は 表面実装のパーツが使われていなので アマチュアにはありがいです。

10mBANDへの 改造は 以上で いったん 終了とします。つぎは 12mBAND です。

                          2025年(令和7年) 8月23日

純正?マイクを手に入れたので、ダミーロードを接続。いざ送信!。

FURUNO FC-26 漁船用 27MHz SSB トランシーバを アマチュア無線用(28MHz帯)に改造したい           

完了

2-4 EPROM(中古の2764)が届いたので データを変更してみます。

  Pch を 28.305MHz  (Pch って プライオリティチャンネル かな?  )

  A バンド を 28MHz滞 AMでよく使われる周波数
  B バンド を 28MHz滞 SSB
  Cバンド(受信専用) 国内 CB無線 の 8チャンネル分 H3E
  Dバンド(受信専用) FCC CB無線 40チャンネル分  H3E
  Eバンド(受信専用) 未定

 で書き込んでみます。

 ROMの  0000H からが Aバンドの設定
       0100H からが Bバンド
       0200H からが Cバンド
       0300H からが Dバンド
       0400H からが Eバンド
       0500H からが Pch
 

って具合です。(と 思います)

OMさんの実験情報では、28.3MHzは大丈夫だけど 28.5MHzあたりは VCOのロックが不安定とのこと。VCO調整しないと いけないか?さてどうなるか。


  ただいま、ROMの書き込みでエラーが発生。作業が停滞中。→ 解決

      同じような番地まで書き込んでエラーとなり書き込みが停止してしいます。

      EPROMが原因なのか ライターがトラブルなのか.......................
      原因を調査中です

      原因が判明。〇フオクで入手したEPROMが 不良のようです。
      別に購入したEPROMで試したところ 問題なく書き込めました。

      ROM WRITERも 書き込み電圧が(Vpp)が 21Vの EPROMに書き込めるよう
      電圧の切り替えスイッチも 増設しました。

      Pch以外は 問題なく周波数変更ができました。
      Pchについては もう少し 研究してみます。

      VCOのロックも 一応してるようですが chを切り替える状況しより UNLOCKが起きるみたいです。VCOの調整をこころみてみたいとおもいます、

本機のフロントパネルを掃除したい場合 ボリュームや ダイヤルのノブを外さなければなりません。
ノブにイモネジがついているものは 緩めれば ノブを外すことができますが、イモネジがついていないノブがあります。
メーターの切り替えスイッチと チャンネルノブです。

これは 引き抜こうと引っ張るとスイッチを破壊してしまいますので注意してください。
ノブの先端(というのかな?)を マイナスドライバなどで そっとコジルと ねじがでてきます。写真を参考にしてください。




私の場合は、イモネジを緩めても 簡単には抜けないものがあり苦労しました。
潮風で? ノブの金属部分や ボリュームの軸が錆びて 抜けなくなっているものがありました。 
こうなったら あきらめるか 壊す覚悟で 抜くかしか ないです。
運良く抜ければいいのですが 私は ボリュームを1つ壊してしまいました。
本機に使われてるボリュームは 小型のもので 私は このサイズを初めてみました。
一般的なボリュームに付け替えることはできますが 少し加工が必要なようです。
また ボリュームへの配線の引き回しがきつくなるので 注意が必要になるみたいです。
線がじゃまになり基板が収まらなくなります。


可変抵抗の大きさが違うのがわかるでしょうか。
左がオリジナル 右が 一般的なもの。
軸の長さが違うので 合うように切る。
また 回転防止用の突起の位置が違うので シャーシに穴をあけるか 突起そのものを 切ってしますか

0.はじめに

 今回は 古野電気製 漁船に搭載されていた 27MHz帯 SSB 25Wのトランシーバで チャンネルは プリセットされているものです。
 この無線機のプリセットを変更して 28MHz帯(可能なら24MHz帯もおもしろそう)のアマチュア無線にQSYさせてみようというものです。各局が使っていない 自分だけ?の特別なRIGで
 QSOしたら楽しそうではありませんか? 私たちは アマチュア無線技士 なので。(自己満足)
 ※電波法施工規則において「金銭上の利益のためでなく、もつぱら個人的な無線技術の興味によつて行う自己訓練、通信及び技術的研究その他総務大臣が別に告示する業務を行う無線通信業務」

《周波数ROMについて》

  いろいろ変えましたが...
  Aバンド  28.205MHzから 10kHzステップで 40ch AM
  Bバンド ~ Eバンド 28.450MHz から 1kHzステップで SSB
  にしました。
  全バンド 送信できますので。CBの設定は やめました。

《余談》


このRIGは、塩害対策?ということもありスピーカが内蔵されていません。スピーカを取り付けるスペースは十分にあります。(オプション?の秘話ユニット基板? それとも セルコール基板? 
がつくスペースでしょうか) 基板の固定用のねじ穴とともに スペースが用意されています。
ここが スピーカを内蔵させるには、実に最適な場所だと思います。オリジナルにこだわるもよし。実用のため少々変更するもよし。自作(ではないですが)の良いところだと思います。
海で使わないので潮風などの塩害を考慮することもないので スピーカの穴をあけてもいいですね。
そうそう 外部スピーカのジャックも 一般的なジャックではなく、外の空気が侵入しないようにモールドされた部品が採用されてます。見たときに なるほど~ と関心しました。

本体底面には、周波数設定表を収納できるポケットがあります。これを撤去して(ねじで外せます)、ゴム足とスタンドをつけるのも良いかと。
ちょうど ジャンク無線機(ICOMのIC736)のケースが手元に2つあるので これを利用して、スタンドとゴム足を つけようと考えてみます。できたら、パネルのレストアのページで紹介します

VCOユニットを無線機に戻して テスターでVCO電圧を測定した

初期状態では 28.5MHzは ロックはしますが 心配な感じです。
そこで VCOのコイルを左に回してコアが少しで出るようにまわして  28.305MHzで 7.0Vになるように調整した。
詳しくは書きませんが コアの調整は 専用のドライバを使うことはいうまでもありませんね。その結果を 上に示す。

これで たぶん PLLはLOCKするだろうと考えました。シールドケースをつけると少々変わるかもしれません。

ROMのアドレス 102A から 102C に 40 52 27 があります。アドレスは ROMのバージョンにより違うかもしれませんので 
バイナリーエディタなどの検索機能で 探してください。ここを、書き換えたい周波数 にする。
今回は、28MHzのAM メインチャンネル?である 28.305MHz にしたいので 50 30 28 として 新規のROMに書き込みました。

次に、周波数ROMも 書き換える 

ファームウエアのROMを 書き換えた(変更した)ので ROMのチェックサムが 合わなくなり ROMチェックをかけると
無線機が エラーコード 「1」 を出すことになりますが チェックサムを 計算して 書き換えれば 解決するそうですが 
ここは 気にしないことにしました。

情報を頂いた OMさん 感謝申し上げます。

3.送信のテストをします

これがVCOLユニット

底面から見た様子

アルミのシールドカバーを外した状態。
Lがありますね。

この調整をするために、周波数ROMを PLL調整用に変更しようとしたところで またまた ROM WRITER が ご機嫌を損ねました。
30年前に組み立てたキットということや、当時の秋月のキットの基板が 弱いようです。
基板に 背の高いパーツ(3端子レギュレータや パワートランジスタなど)の部分の はんだ部分が パターンと一緒にはがれてしまってます。仕方ないですね。
基板を補修しまして作業に入ります。ROM WRITERの不具合の原因調査で また 2時間ほどを費やす結果となりました。
今日は 暑くて 気持ちが続かないので ROM WRITERが 復活したところで終了します。

TP1

いざ 使おうと思ったら、動作しない。
ROMライターの修理から始まりまして、トラブル解決に2時間。タイムロス。
やっと 読み出せました。

下の写真が、読み込んだ内容の一部です。
あり合わせの材料で作ってみました。
紫外線LEDと EPROMの間隔をできるだけ詰めるのが短時間で消去するコツみたいです。
これで 消去完了まで30分くらいでした。

紫?に見えてる光は 紫外線とあわせて出ている可視光で 紫外線自体は見えません。
このBOXから漏れている紫外線があります。注意が必要だと思います。短時間でも目を傷めます。
すこし 離れた場所に置いて 近づかないほうがよさそうです。

実験される方は くれぐれも ご注意ください。
探したら キットの説明書がでてきた!

説明書に 1992年という記載がある。
33年前!

パソコンは PC9801の時代。記録メディアは5インチFDが一般的。

 PDFで ご覧いただけるようにしておきます。

 懐かしんでばかりじゃダメですがね。

Pchが 周波数を変更できない件

  Pch は 初期状態では 27524KHz です。この設定を 他のチャンネルと同様に 変更しようとしました。
 周波数が書き込まれているアドレスは 0500Hから だと想像します。
 このアドレスには
 0500Hから 40 52 27 A0 26 00 26 00 86 09 18
これを      50 30 28 A0 26 00 26 00 86 09 18

に変更した。(28.305MHz)

そうすると 周波数が設定されない問題が発生。
最初の3バイトを どれか一つでも変更するとこの障害が発生します。

この無線機を改造されたOMさん方のお話通り とてもわかりやすい内容です。

アドレス 0000H からご覧ください。
0000Hからのブロックが Aバンドです。
45 05 27 23  となっていますね。

チャンネル A01 の周波数が 27.0545MHz ということなんです。 わかりやすいですね。
次の 0003H の 23 ですが ここに登場するデータは 23、03、00 の3種類が ROMから読み取れます。
どうやら MODE と 何か のようです。

23 と 03 は J3E(A3J)
00      は H3E(A3H)のようです。ROMに A3E あり と書いてあるので A3E かもしれません。

23 と 03 の違いは これから調べてみます。

初回掲載    2025年(令和7年)7月24日
更  新    2025年(令和7年)8月28日

周波数  TP1[V]  TP1[V]
   MHz  調整前  調整後
 26.965 6.0  3.8 
27.005   6.2  3.9
 27.055  6.3  4.0
 27.105  6.4  4.1
 27.205  6.7  4.4
 27.305  7.0  4.6
 27.405  7.3  4.8
 28.205  10.0  6.8
 28.305  10.4  7.0
 28.405  10.8  7.4
 28.505  11.3  7.6
 28.585  11.4  7.8

TP1が VCOのCONTROL電圧 かと 思います。
測定した結果を示します。


24MHz化
修理メニューへ

ありがとうございます。解決しました。
 助言をお願いしたところ 早速8エリアのOMさんから 貴重な情報を頂戴いたしました。情報を元に実験してみました。
Pchの周波数を書き換えるには、ファームウエアのROM と 周波数ROM の 2つを書き換えないと変更ができないそうです。
では ファームウエアのROMを見てみます。

J3Eでマイクに向かって あ~~  
J3Eで およそ23Wかな。
H3Eだと 5Wくらい。
送信も問題ないみたいです

(この写真のマイクコネクタは、純正のものではありません。)

使った 終端型電力計 です。
ローカルさんからの頂きものです。

25Wレンジです。

パネルのレストアへ
完了
完了

TP2

24V 6Aのスイッチング電源を接続

4.PLLのロック範囲の調整

  初期状態のままでは、28.5MHz あたりまで来ると PLLのロックが不安定になります。
  そこで、VCOの調整をしてみようと思います。
  

1.入手時点での状況

 動作未確認という状態ですので テストしてみます。

 まず、電源コネクタは 昔からよくあるマイクコネクターの 2P版のコネクタです。多分 手持ちがあったような気がするので 探してみます。
 電源は 24V 4A以上のものとされています(取説より)。動作未確認なので 汎用の安定化電源で実験し、うまくいきそうなら専用の電源を製作しましょうか。
 それから マイクコネクタが一般的ではなく 業務機(海上で使う)なので 立派なコネクタが採用されています。アマチュア無線で多用されている4Pのものにしてしまってもいいのですが
 どうするか思案中。
 アンテナコネクタは おなじみのM型ですが 無線機の出力インピーダンスが 75Ω です。無線機のトリマコンデンサを調整すれば大丈夫?(本体上カバー部分に調整窓があります。)
  では 電源ON!
 チャンネルセレクトノブを回しても チャンネル変らずです。 チャンネル表示では Pch  周波数表示では 524 のままです。
 点検します。

パネルのレストアへ
修理メニューへ
24MHz化

手に入れた 純正?マイクですが、内部で断線がありました。
調べたら、マイク音声のシールド側が切れてました。シールド側が切れるなんて珍しい?
切れる場所は、マイクの根本か コネクタか コネクタの根本と 相場は決まってるので 
この辺りを点検。想像通り コネクタ部分で切れてました。
ケーブルが カールコードではなく ストレートでした。

交換しました

2-2 EPROM アダプターを作る & 書き換えの準備

2.これで オリジナルの状態での動作確認ができたので(送信は後ほど)周波数の変更をしてみる

  テストオシレータから信号を入れて 受信動作が確認できました。

 
2-1 周波数ROMの中身を見てみます。

  むかーし よくお世話になった 秋月電子のROM WRITER KIT が あります。もう 30年くらい前でしょうかね。
 現在 コントロールソフトは Windows用を 作られて、フリーで提供しておられる方がいらっしゃいます。感謝です。
 EPROMライターって いまは貴重品ですね。いま 入手しようとすると 結構ハードルが高いようです。市販のライターは、本体だけあれば使えるのかな?ソフトウェアが必要なのかな?

 昔むか~し 買った 秋月電子のROMライターを大切にしていて 良かったです。
 このライターでROMを読みだしてPC上にデータを転送。編集して書き込むといったことができます。ROMのコピーだけなら PCは いらなかったと記憶しています。
 別の 2764という ROMに 周波数を 変更したものを書き込んで 試してみます。そのために もう一つ大切なのが ROMイレイサー ROMの内容を消去するものです。
 ROMの窓に紫外線をあてて 消すんです。昔は 殺菌灯用のランプを蛍光灯の器具につけてつかいましたが、いま どこにいったのか不明ですので 紫外線LEDを購入して使いたいと思います。

2-3 EPROM イレイサーを作る

 EPROMは 書き込まれたデータを 消去(FFh)にしないと ライターで書き込みができない仕組みです。
消去するには EPROMの窓に 紫外線(波長400nm以下だそうです)をあてると 消すことができました。
30年前は 紫外線ランプ(殺菌灯のランプ)を使いましたが 現代なら 紫外線LEDがよさそうです。
紫外線ですから 光を見ないように(散乱光も危険)、箱にでも入れて使ったほうがよさそうです。
(これ重要です。過去に友人が紫外線照射機の試作で大変な目にあいました。)

これこれ!
エラーと 表示されず バーが伸びていく。
これが見たかった!

Vpp電圧切り替えのスイッチを増設

書き込み順調!

これが 主たる原因でした。

チャンネルセレクタスイッチ部分の基板のプリントパターンが10本中8本が 導通なしでした。
これでは チャンネルが切り替わらないわけです。
ジャンパーしました。やはり 潮風の影響なんでしょうか?

これで チャンネルが変らないトラブルは解消しました。

「A3Eあり」 と記載があります。

無線機に何回も ROMを抜き差しするので
こんな アダプターを作りました。

丸ピンの28PinICソケットに 秋月のヘッダーピンをはんだ付けして ゼロプレッシャーソケットを はんだ付けして作りました。
即席です。

DIP SW 1~3 は スキャンスピード
       4~6 は スキャン停止時間
       7   は 周波数/チャンネル 表示切り替え
       8   は ?

取り扱い説明書に記載があります。

参考情報

私の FC-26は 「4」 でした。バージョン 4 ってことかな?

ところで チャンネル表示と 周波数表示は この基板のDIPスイッチで切り替えができます。

なんだか 変ですね。
交換します。
パーツに 5.5V 0.1F と記載があります。
パーツ手配しますが チャンネルが変らない件は 解消できず。

セルフチェック(自己診断)機能も用意されてるみたいです。
プログラムROMのバージョンもわかるそうです。

みなさんが書いておられるように プログラムROMのバージョンによっては周波数表示にならないんですかね。

自分のRIGは 周波数表示にできました。

基板裏側に後付けした電解コンデンサもゴムの弁が開いているように見えます。
交換しましたが 問題は解消できず。

バックアップ用の 電気二重層コンデンサ周辺の基板が変色している?