YAESU FRG-965を メンテナンスする。

さらに チューナーユニットのUHF側の入力インピーダンスは 端子の形状から 平衡入力で 200〜300Ωではないかとおもいます。これが 75Ωから50Ωの不平衡アンテナに接続されています。これを 改善すべく ホームセンターで UHFテレビのインピーダンス変換機能のある アンテナコネクタを購入し 分解し アンテナバランを取り出し 接続しました。
効果のほどは 未検証です。

配線をオリジナルに戻し 感度を検証してみます。

周波数の低い FM放送帯で感度に明らかな差が出れば 当然周波数の高い所はもっと違いが出るとおもい FM放送で検証することにした。

周波数  8○.○MHz NHK−FM オリジナル SIGNALメータ  8
                        改    造 SIGNALメータ  9 +1ドット

という結果でした。FM放送の低い周波数でこれほどの改善効果が見られるとは ちょっと驚きでした。
迷わず 雑誌に紹介されていた通りの改造を施すことに 決定です。

オリジナルでは,チューナーユニットは VHF帯(60〜460MHz)と UHF(460〜905MHz)とで 入力端子が異なります。これを アンテナスイッチで切り替えています。
このアンテナスイッチのロスをカバーするため 上の図のように配線をカットし VHF UHFそれぞれ別のアンテナ端子としています。

もう 10数年前に 八重洲無線 から発売された 広帯域受信機 FRG−965を 入手しました。当時 感度が悪いと言うことで 各無線雑誌に 感度改善改造が 紹介されました。
当時 何の疑問も持たず 雑誌に載った改造を施しました。それで ほんとに改善されたのかは確認していませんでした。
今回 入手した FRG−965 は 当時紹介された改造がしてあったため 完全に元のオリジナル状態に戻し 改造の効果を確認してみることにしました。 

オプションのVIDEOユニットを自作してみます。
上記の サービスマニュアルから オプションのコネクタのピンアサインが わかるので挑戦してみます。
このページを書いている段階ではまだ出来ていませんので 完成次第 掲載します。

                          

2 このように改造されていた

ユニバーサル基板に コネクタを それらしく つけて 上記の基板を取り付けました。追加回路は ビデオバッファーアンプです。これで とりあえずは 画像が 本体の VIDEO OUT から出ました。

実  験

早速 テレビチューナーから IF回路部分を取り出します。

計画概要

以前 秋月電子で販売されていた テレビチューナーユニット(¥700)の右半分がテレビのIF部分で 今回のオプションとほぼ同様な機能であることから この部分を使おうと思います。
1 回路構成

回路構成は 以下のようになっています。

では サービスマニュアルの一部を以下に掲載します。
FRG-965-1.pdf へのリンク
FRG-965-2.pdf へのリンク
FRG-965-3.pdf へのリンク
FRG-965-4.pdf へのリンク
FRG-965-5.pdf へのリンク
FRG-965-6.pdf へのリンク
FRG-965-7.pdf へのリンク
FRG-965-8.pdf へのリンク
FRG-965-9.pdf へのリンク
FRG-965-A.pdf へのリンク
3 配線をオリジナルに戻し,感度を検証
4 UHF側のミスマッチング
5 オプションのVIDEOユニットを自作しよう!